出会い系の登録者数に関する公式情報の比較とまとめ
2022年現在、各出会い系の登録人数は各公式サイト・アプリで以下の表の通り発表されています。
サイト(アプリ) | 登録者数 |
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ハッピーメール | 2,000万人 |
YYC(ワイワイシー) | 1,400万人 |
イククル | 1,200万人 |
PCMAX | 1,000万人 |
ワクワクメール | 800万人 |
Jメール | 600万人 |
ラブサーチ | 160万人 |
メルパラ | 150万人 |
ハッピーメールの登録人数など2,000万人を超えているなど、数字だけを見るとかなり多くの人が登録しているとの印象を受けますが、この「登録者数」は、サイト・アプリ開設以来からの延べ・登録人数であって、今現在リアルタイムでそれぞれの出会い系を使っている人の実数ではありません。
登録者数には業者やCB、サクラなども含まれている?
それぞれの出会い系には、公式発表にあるように、実際たくさんの利用者がいることは間違いありませんが、その数には、援デリなどの業者やキャッシュバッカー(CB)、サクラなども女性登録者の数として含まれている可能性もあると考えられます。
たとえば、近年、業者が多いと悪い評判もあるハッピーメールなどの登録者数が他の出会い系と比較して多くなっていること、それとは対照的に業者が比較的少ないワクワクメールの登録者数が相対的に少ないことと照らし合わせてもほぼ間違いないと言えるでしょう。
つまり、各出会い系が公開している登録者数から、純粋に男性との出会いを目的とした一般人の女性の登録者数を窺い知ることは難しいということです
出会い系評価サイトなどで紹介されている男女比はウソ?
出会い系の評価サイトやランキングサイトなどでは、出会い系に登録している男性と女性の登録者数の比率が「4対6」などと紹介されていることを見かけることも多いですが、それは正直まったく当てにならない数値だと言わざるを得ません。
男女比の計算の根拠が明らかにされていないだけでなく、先に言及した通り、女性登録者として業者やキャッシュバッカー、サクラなどもカウントされている可能性も否定できないためです。
また、出会い系の評価サイトやランキングサイトは、紹介している出会い系に登録してもらうことで報酬(アフィリエイト報酬)を得ているケースが多く、よりたくさんの人が登録したくなる(より多くのアフィリエイト報酬を得られる)ように、女性の比率が実際よりも高い数値を紹介することも珍しくないのであまり信用できないのです。
実際に利用している体感では一般の男女比は7対3程度
実際に各出会い系のサイトやアプリを使っていて感じるのは、業者やキャッシュバッカー、サクラなどを除外した場合、男性登録者と女性登録者の比率はせいぜい 7対3 ぐらいが妥当なところではないかということです。
体験者としての皮膚感覚では、少なくとも出会い系評価サイトやランキングサイトなどで紹介されているような、男性の数より女性の数の方が多いことはないと感じざるを得ません。
出会い系には、一般の女性も多く登録しているのですが、女性は比較的、真面目な関係で付き合える男性を探すのが目的である場合が多いのに対して、男性は大人の関係で会える女性を探すために登録する人が多いので、一般の男性と女性の比率は男性の方が高くなりがちなのです。
マッチングアプリでは女性の比率が高い傾向
登録者の利用目的などから女性よりも男性が多くなりがちな出会い系と異なり、マッチングアプリの場合は女性の比率が出会い系よりも高い傾向があるように感じます。
その理由として考えられるのは、マッチングアプリは、“独身者向けの彼氏や彼女を探すための出会い”を趣旨としているアプリが多いので、女性の割合が出会い系よりも高くなりやすいということです。
また、マッチングアプリには昨今流行している「パパ活」をテーマとしたアプリなどもあり、そういったアプリにおける男女比は、さらに女性の比率が高い傾向があります。
ここがポイント! – 記事の概要とまとめ
- 出会い系の登録者数は各公式サイトなどで、多いところでは1,000万人~2,000万人とされているが、これはサイト開設以来の延べ登録人数であり現在利用中の人数ではない
- また、延べ登録者数には、女性会員として紛れこんでいる業者やキャッシュバッカー、サクラの数も含まれていると推測される
- 出会い系の評価サイト、ランキングサイトなどで、「4対6」などと紹介されることもある登録会員の男女比の実態は「7対3」程度が妥当だと考えられる
- 大人の出会いよりも彼氏・彼女探しが趣旨であることが多いマッチングアプリの場合は、出会い系よりも女性登録者の比率が高い傾向がある