出会い系の女性利用者が増えている理由・背景
出会い系サイトやマッチングアプリを使ったことがない人からすれば信じがたいことのように思えるかもしれませんが、実は、現在では出会い系やマッチングアプリを利用する人に占める女性の割合が男性の割合に迫りつつあるほど女性が以前とは比べられないほど増加しています。
では、なぜこのように出会い系やマッチングアプリに登録する女性が増えているのでしょうか?
これには次のような背景事情があります。
スマホの普及とアプリ利用者の増加
出会い系やマッチングアプリを使う女性が増えている最大の要因は、スマホが爆発的とも言っていいほどの勢いで普及したことが大きく影響しています。
スマホが普及する前も、出会い系はガラケーからアクセスして使うことができましたが、その使い勝手は決していいとは言えないもので、本格的にネットを使うとなるとやはりパソコンを使うしかないという状況でした。決して安いとは言えないパソコンを所有している独身女性は多くはなかったため、必然的に出会い系を使う女性は限られていたのです。
しかし、スマホが普及したことに伴い、一人一台、個人専用のネットが使える端末が持てる時代となったことで、経済的に余裕があるとは決して言えない若い世代の独身女性でも出会い系やマッチングアプリに手軽にアクセスできるようになったのです。
また、スマホ利用者が増えたことでアプリを使える環境が整ったこと、出会い系アプリが増えたことも女性利用者が急速に増えている大きな要因です。
普通の女性でも使える健全なサイトやアプリが増加
これまで猛威を振るっていた悪質なサクラ出会い系のほとんどは、主に男性をターゲットにしていました。そのため、性的に強く刺激するような写真やイメージ、文章を使ってインターネット利用者にアプローチしていました。一般の女性には到底受け入れられるものではない、好まれようがないようなサイトばかりでした。
ところが、徐々にそういったサイトには悪質なものが多いという情報が広まったことでアダルト色の強いサイトは出会い系の中でも急速に数を減らしています。今では、たとえサクラサイトと言えども、一見“まとも”に見えるような体裁を整えているのが常識となりつつあります。一見、爽やかに見えるデザインや見た目を整えると女性の抵抗感は大幅に低減します。このことが「これまで出会い系を使ってこなかった女性層」の出会い系サイトへの進出を促すこととなった[1]わけです。
ネットを使った出会い探しが一般化しつつある現状
一般の女性が利用する上で抵抗感の少ない、真っ当なサイトには、古くは結婚情報サイトがこれまでにも存在しましたが、結婚情報サイトなどのサービスは料金が非常に料金が高額であったことや登録手続きが煩雑であったことなどからなかなか会員数を増やすことができませんでした。
しかし、昨今の婚活ブームや、個人のプライベートを過度に詮索しないという社会的な風潮から出会いがない社会人が増加し晩婚化が進行している状況もあって、今では有名企業の多くが出会いサービスを展開するようになりました。求人情報などで有名なリクルートが運営する婚活支援サイトの「TwinCue(ツインキュ)」の誕生などはその象徴的な事例と言えるでしょう。
また、以前は結婚情報サービスを展開していた会社の中には女性がより気軽に利用できるようにと、サービスをより出会い系サイトへと近づけたサイトを開設し、これまで結婚情報サイトに対して敷居の高さを感じて登録や利用を敬遠してきた女性を獲得することに成功しているサイトも誕生してきています。
こうしたサイトが徐々に出会いがない社会人女性の間で受け入れられるようになってきたことで、インターネットを使って異性との出会いを探すという行為が以前に比べて格段に一般的なものになったことが女性の出会い系への進出を後押しする大きな要因となっています。
サクラがいない安全な出会い系の普及
さらに、結婚情報サービス系の非・出会い系サイトと呼ばれるサイトが増えてきただけでなく、出会い系サイトそのものも女性の間に広く普及しつつあります。特に、このサイトでテーマとしている“サクラがいない出会い系サイト”に関しては、いずれのサイトも10年を超える運営期間を経て着実に知名度・認知度を高めています。
その中でも有名どころのポイント制の出会い系サイトは、繁華街における看板広告や超・有名ファッション雑誌などへ積極的に広告を出すことで女性の間で認知度を高めることに成功しています。
出会い系サイトに限らず、認知度がある一定のレベルにまで高まると利用する人が急増するというのはどんなサービスにも当てはまるもので、これらの出会い系サイトにも非常に多くの女性が登録するようになってきているのです。
出会い系やマッチングアプリを使うのは当たり前になりつつある
こうしたさまざまな要因によって出会い系やマッチングアプリを使う女性は益々増加しつつあります。
特に、20代~30代前半の独身女性の間では、マッチングアプリを使って彼氏や飲み友達、食事友達を探すのはごく当たり前のこととなっています。マッチングアプリを使うこと自体も人に言えない恥ずかしいことと考えている人もほとんどいません。
そうした若い世代へのマッチングアプリの浸透により、ワクワクメールやハッピーメールなどの出会い系を使う女性もまた増えていて、遊び相手は出会い系で探し、真剣に付き合える彼氏はマッチングアプリで探すという女性も多いです。
今や出会い系やマッチングアプリを使うことは、出会いを探す方法としてごくごく一般的なこととなっているのです。
ここがポイント! – 記事の概要とまとめ
- 出会い系やマッチングアプリを使う女性が増えているのは本当
- 出会い系やマッチングアプリに登録する女性の急増にはスマホが普及したことが大きく影響している
- また、女性でも安心して使えるサイトやアプリが増えたことも利用者の増加につながっている
- 20代~30代前半の独身女性を中心に、出会い系やマッチングアプリを使って彼氏や遊び相手を探すのは当たり前になりつつある