援デリ業者とは?
援デリとは出会い系サイトや出会い系アプリ、SNSなどで援助交際・割り切り目的の女性を装って男性を誘い出し、待ち合わせ場所に管理する女性を派遣して売春を斡旋する行為を意味し、売春を斡旋する業者のことを通称「援デリ業者(もしくは単に“業者”)」と言います。
援交や割り切り交際希望の女性を装って男性に近づくこと、待ち合わせ場所に女性を派遣する形態がデリヘルに似ていることから、「援助交際」と「デリヘル」を掛け合わせて「援デリ」と言われます。
援デリ(業者)は、出会い系に潜んでいる業者の中でも最も多く、通常出会い系において「業者」という場合には援デリを指すことが多いです。
援デリ業者が多い出会い系は?
援デリ業者は出会える系の出会い系サイト、出会い系アプリには必ずといっていいほど登録しています[1]。
ハッピーメールやPCMAX、YYC(ワイワイシー)などの本当に出会える系の出会い系には、たくさんの男性登録者がいるため、それらの男性をターゲットにした業者もまた集まりやすいという構図ができあがっているのです。
僕が実際に出会い系で援デリ業者からメールを受け取った体験談、メールの内容を紹介します。
こんにちは!一緒に気持ちよくなれる方を探してます♪
楽しく話したりだけじゃなくて、やっぱりご無沙汰だからそっちもお願いできる人がいいです!
でも1度きりじゃ寂しいから、定期的に会えたら嬉しいなっ!
目的が違う方であればスルーしていただいて構いません(●´ω`●)
大丈夫そうなら一度お会いしてみませんか!
“定期的に会ってセックスをするような愛人関係を望んでいる女性”という体裁でメールを送ってきているのでしょうが、愛人募集の女性は、この業者のように欲求を満たしたい的なことを言うことはないです。
一般の女性に見せかけようとしたものの、男性の興味を惹くためエロいことを書いたら不自然さだけが際立って業者とモロバレのメールになってしまったというところです。
前立腺開発、男の潮吹きに興味ありませんか?
半年前に離婚しました。子供はいません。
元々性には好奇心旺盛なところがありましたが、結婚前は回春エステで働いていたのもあり男性を攻め立てることは得意ですし好きです。ちなみに胸はFカップあります。
お尻の穴をいじられたり、何度イってもシゴかれ続けたり…恥ずかしい声をたくさん聞かせて下さい。
もちろん手だけじゃなくて本番も想定していますので、少しでも興味ありましたらお返事もらえたらと思います。
このようなプロフィールコメントを登録している女性、メールを送ってくる女性は、ほぼすべて援デリ業者です。
この他にも、Jメールのアダルト掲示板、イククルなどでも援デリ業者に遭遇することは多いです。
出会い系に登録している女性の中にはセックスの相手を募集している人や、エッチなことが好きな人もたくさんいるでしょうが、ここで紹介したようなことをメールで(しかも最初のメールで!)言ってくる人は絶対いません。
どんなにエロい女性でも最初はあいさつ的な文章や、自己紹介、簡単な質問といったメール内容になるのが普通です。つまり、最初のメールからこのようなアダルト文言ばかりのメールを送ってくるのは援デリ業者以外いないということになるのです。
援デリ業者の相場や待ち合わせ場所にくる女性の実態は?
援デリ業者は会う時の条件として「ホテル代と別に 2 万円」などを要求してくるのが特徴で、要求額は 1 万円~ 3 万円が大まかな相場です。
出会い系に載せているプロフコメントや事前のメールのやり取りでは、「ゆっくり時間をかけて楽しみたい」や「じっくり愛し合いましょう」などと言いますが、実際に会うとホテルに入り次第早々に行為を終わらせてわずか 30 分程度で業者からの電話がかかってきてそそくさと帰るというのが典型的なパターンです。
待ち合わせ場所に来る女性も、出会い系のプロフィール、写真とはまったくの別人である場合がほとんどで、美人でキレイな女性や若くて可愛い女の子が来ることは決してないです。むしろ、正反対のとんでもなく太った女性、メンタルを病んでいる女性が派遣されてくるケースの方が圧倒的に多いです。
プロフと別人というだけであればまだマシな方で、ホテルでシャワーを浴びている間に財布からお金を盗まれたり、性病をうつされるケースも少なくないです。
援デリ業者が要求してくる料金の相場が一般的なデリヘルの料金と同程度の金額であることなどから、手軽に呼べるセックス相手という感覚で援デリの誘いに応じる男性は少なくないですが、実態は要求される金額にはとても見合わないもので、最悪の体験をさせられるのがオチです。
出会い系でのセックス体験談を綴っているブログなどでは、たまに援デリと会ってみたところ可愛い女の子が来ていい思いができたとか、最高のセックス体験ができたという趣旨の記事を見かけることがありますが、それらはすべてねつ造された架空の体験談で嘘なので、釣られて「自分も援デリ業者の誘いに乗ってみよう!」ということがないように注意してください。
援デリ業者の特徴・手口と見分け方
援デリ業者は、プロフィールやメールの内容が特徴的なので、見分けるのは比較的簡単です。慣れれば誰でもすぐに援デリ業者が登録しているサクラと見抜けます。
- 不自然でわざとらしいプロフィール・投稿
- 即会い・肉体関係を求める長文のメール
- ホテル街に近い場所を待ち合わせに指定する
- 「ホ別2」や「最初だけ2万」を要求してくる
- 出会い系のプロフ写真に別人の写メを載せている
- 童貞限定でセックスの相手を募集している
不自然でわざとらしいプロフィール・投稿
援デリ業者のプロフィールコメントや書き込みに共通しているのは、概して不自然でわざとらしい内容が多いということです。
たとえば、既婚者女性という設定で登録している援デリ業者によく見られるのは、“女性の喜びをもう一度味わいたい”や“日常を忘れて秘密の関係を楽しみたい”という趣旨のコメントを投稿していることです。
しかし、普通の女性利用者が、そういった過激なコメントや募集の書き込みを投稿することはまずありません。たとえ、セフレや不倫相手など大人の関係で会える男性を探している女性でも、官能小説の一説を思わせるエロ系のわざとらしい内容のコメントや書き込みを投稿することはまずありません。
即会い・肉体関係を求める長文のメール
援デリ業者の特徴はアプローチメールや、男性からのアプローチメールに対する返事・返信メールにも顕著に表れます。
最大の特徴は、メールの内容がやたらと長文であるということです。出会い系で普通の女性とやり取りするメールは比較的短い内容の場合が多く、短めのメールを何回もやり取りして徐々に親しくなって出逢うというのが一般的です。
しかし、援デリ業者はすぐに会ってホテルに行こうと誘ってくるのが特徴で、メールには出会い系に登録した動機から目的に至るまで詳細に渡って書き込まれていることもあります。男性が挨拶程度の内容のメールを送ったとしても、通り一遍の長文メールが返ってくることもよくあります。
援デリ業者が長文の返信メールを送ってくる理由は、何回もやり取りをして時間を浪費するのではなく、少ない回数のラリーで効率よく会う約束を取り付けるためです。援デリ業者は手っ取り早く客となる男性を捉まえることを目的としているので、できるだけ時間や手間をかけずに待ち合わせの約束を取り付けようとするのです。
ホテル街に近い場所を待ち合わせに指定する
援デリ業者は、待ち合わせの約束をするときに、こちらの希望や都合などお構いなしに勝手に場所や地域を指定してきます。
普通は待ち合わせ場所を決める際は、お互いの都合のいい場所を相談した上で決めるものですが、援デリ業者は自分の都合のことしか考えていないので、“自宅から行きやすい場所”や“電車の便がいいから”などと理由をつけて、特定の場所や地域を指定してきます。
中でも多いのは以下の地域です。
- 東京
- 巣鴨,池袋,五反田,上野,日暮里,大塚,鶯谷,高田馬場,錦糸町,町田,立川,渋谷,目黒,下北沢
- 埼玉
- 西川口
- 神奈川
- 横浜,武蔵小杉
- 名古屋
- 金山
- 大阪
- 梅田,十三
これらの地域は、駅近くで風俗街やホテル街としても有名な地域です。援デリ業者にとっては客の男性と待ち合わせてすぐにホテルに行けるなど効率がいいため、待ち合わせ場所として指定されることが多いのです。
中には、一般の女性でも待ち合わせ場所に選ぶことが多い場所もありますが、女性がこれらの場所を一方的に待ち合わせ場所として指定してきた場合は、100% 援デリ業者と考えて間違いありません。
「ホ別2」や「最初だけ2万」を要求してくる
援デリ業者の最大の特徴は、会う時の条件として、必ず“ホテル代と別に2万”や“最初だけお願いあり・条件あり”として2 万円前後を要求してくることです。
その口実としては、“相性確認のため”や“会ったことがない人で不安なため”という言葉がお決まりの台詞として用いられることが多いです。
この“最初だけ”という部分が不慣れな男性にとっては業者か普通の女性かの判断を迷わせる要素になる部分で、二回目以降は金銭は必要ないと思わせるようなメールを送ってくるので、相手が援デリ業者ではなく一般の女性と勘違いしてしまう男性がいるのです。
しかし、それは援デリ業者と悟られないための口実に過ぎません。
出会い系のプロフ写真に別人の写メを載せている
援デリ業者が出会い系サイトや出会い系アプリに登録しているプロフィール写真は、待ち合わせ場所に来る女性とはまったく別人の写真です。
Twitter や インスタ、無料出会い系アプリなどの SNS から無断で拾ってきたものや、日本人と顔立ちがよく似ている台湾人の写メ画像をプロフ写真として無断で悪用するケースも多いです。
援デリ業者が出会い系のプロフィールに載せている写真はいずれも美人や可愛い子揃いであることから釣られてしまう男性が多いのですが、それこそがまさに業者の狙いなのでくれぐれも釣られないようにしましょう。
メールを送る前に募集のコメントや投稿に不自然な点がないかをチェックすると、騙される危険性を減らすことができます。
童貞限定でセックスの相手を募集している
援デリ業者の常套手段でここ数年多いのが「童貞」や「セックスの経験が少ない男性」に限定して相手を募集するという手口です。
20 代の独身男性に草食系と言われるタイプの人が増えているためか、昨今の援デリ業者は「童貞」や「セックスの経験が少ない男性」に限定して掲示板に募集の書き込みを投稿したり、メールを送ってくるケースが増えているので注意しましょう。
これらの典型的な手口以外にも、援デリの業者は、YYC(ワイワイシー)の「ウィンク」と「足あと」と「タイプ」など「いいね!」や「スマイル」、「気になります」してくるパターンもあります。
いずれにしても、これらの特徴にひとつでも当てはまる女性は、ほぼ例外なく援デリ業者であると判断して避けるのが無難です。
援デリの女性と会わなくても普通に会うのは比較的簡単
出会い系サイトや出会い系アプリでは、援デリ業者とわざわざ出会ってお金を取られて酷い体験をしなくても、業者を無視して業者の特徴に当てはまらない女性を根気強く探せば、素人の女性と出会うのは意外なほど簡単です。援デリ業者がいくら多いとしても、見分けて無視すればいいだけなので、普通の女性と出会うのは全然難しくはないのです。
- ログイン直後などのタイミングで「すぐ会おう」とメールを送ってくる
- 会う約束をする時に、待ち合わせ場所を一方的に指定してくる
- 会ってから食事やお茶などに行こうと誘っても拒否しすぐにホテルに行こうとする
- 会う時の条件として「ホ別 2 万」や「ホ別苺(1.5 万)」などのお金を要求する
これらに該当する女性は避けること、そして、掲示板に投稿されている募集の書き込みから女性を選ぶ際は、アダルト掲示板を避けるとともに、投稿内容だけでなくプロフィール内容も欠かさずチェックすることを徹底すると、援デリ業者に騙される危険性は大幅に減らすことができるの同時に、普通の女性と出会える確率を大きく高めることができるのです。
ここがポイント! – 記事の概要とまとめ
- 援デリとは、主に出会い系で男性を相手に援助交際・割り切り目的の女性を装って男性を誘い出し、待ち合わせ場所に管理する女性を派遣して売春を斡旋する行為、業者のこと
- 援デリ業者は本当に出会える系の出会い系サイト(アプリ)には必ず登録していて、それは出会い系で最も会えると評判のワクワクメールやハッピーメールも例外ではない
- 「最初だけ2万」の条件でホテルデートしようと誘うのが援デリ業者の常套手段で「ホ別2(ホテル代と別2万円)」が相場
- 援デリ業者が待ち合わせ場所に派遣する女性は、出会い系のプロフィールや写真とはまったく異なる別人で時には性病をうつされたり、美人局に遭う危険性もある
- 出会い系で割り切り条件で会おう誘ってくる女性は、ほとんどが援デリ業者であり、必ずお金を要求してくることなどから、業者を見分けて普通の女性と出会うのはとても簡単