キャッシュバッカー(CB/メルレ)とは?
ポイント制の出会い系には、サイトやアプリの利用状況に応じてポイントを還元する仕組み(キャッシュバック制度)があります。その制度を悪用して、専らポイントを稼いで換金することだけを目的に出会い系を使うのがキャッシュバッカーです。キャッシュバッカーは、略して「CB」や「メルレ(メールレディ)」とも言われます。
出会い系にいるキャッシュバッカー(CB/メルレ)は、男性会員とのメールのやり取りや画像掲示板に投稿した写真・動画を見られたり評価されることによってポイントを貯め、それをwebマネーなどに換金することを目的としていて、男性会員と実際に会うことはまずありません。
キャッシュバッカー(CB/メルレ)は、男性からの受信メールが多ければ多いほどたくさんのポイントが貯められるので、男性から返事がもらいやすいよう会おうと誘ったりすることでメールを引き延ばするものの、決して会わないという、サクラと似たようなやり取りの仕方をするのが特徴です。
この記事では、出会い系にキャッシュバッカー(CB/メルレ)がいる理由や具体的な手口や特徴、見分け方について、私自身が実際にキャッシュバッカー(CB/メルレ)に騙された体験談を交えて詳しく解説するとともに、キャッシュバッカー(CB/メルレ)が少なくて出会いやすい出会い系についても紹介します。
キャッシュバッカー(CB/メルレ)はどんな出会い系にいる?
キャッシュバッカー(CB/メルレ)がいるのは、キャッシュバック制度があるポイント制の出会い系で、キャッシュバック制度がない月額固定料金制のOmiaiやペアーズには、キャッシュバッカー(CB/メルレ)はいません。
キャッシュバッカーがいる出会い系といない出会い系はこのように分類されますが、キャッシュバッカーがいる可能性がある出会い系でも、サイトやアプリによってキャッシュバッカーの多さに違いがあります。
そもそもなぜキャッシュバッカーがいるの?
キャッシュバック制度は、パケット通信が現在のような定額料金ではなく、従量課金制であった当時に導入された仕組みで、当初は女性利用者の積極的な利用を促進することを目的としていました。
ところが、定額料金制でのパケット通信が可能となった時期から、出会い系の利用にかかる通信料の負担がなくなったこともあって、キャッシュバック制度が女性の副収入源として悪用されるようになってきました。
学生などの独身女性や子育て中の主婦などが、片手間で手軽お小遣い稼ぎができるという評判が広がったことや、情報商材として出会い系のキャッシュバッカーが紹介されたことなどから、ポイント制の出会い系には、現在でも非常に多くのキャッシュバッカーが登録・活動しているのです。
20代の人はあまりピンとこないかもしれませんが、ポイント制の出会い系が登場した頃はパケット定額制の料金プランはなく、ネットを使ったら使った分だけ料金がかかる時代だったんです。
出会い系を使ってやり取りしていると、月にパケ代が数万円かかることも珍しくなく、毎月多額の通信料を支払っていたものです。
それでも女性と遊びたい男性はお金がかかっても出会い系をやっていたわけですが、女性はそうはいきません。
わざわざ高額のパケット通信料を払ってまで出会い系使いたいという女性は少ないのでキャッシュバック制度を設けることで女性の利用を促進していたという経緯があったのです。
どの出会い系にキャッシュバッカー(CB/メルレ)は多い?
ポイント制の出会い系はどのアプリにもキャッシュバック制度があり、どの出会い系にもキャッシュバッカーはいる可能性がありますが、ポイント還元の条件や仕組みにはそれぞれ違いがあるため、キャッシュバッカーの多さはサイトやアプリによって大きく異なります。
以下の表は、大手ポイント制出会い系のポイント還元の条件と還元率についてまとめたものですが、ポイント還元の条件や還元率はアプリごとに大きく違うことが分かります。
出会い系アプリ | ポイント還元率 |
---|---|
ASOBO | メール送信1通:2ポイント(2円) メール受信1通:5ポイント(5円) |
Jメール | メール送信1通:2ポイント(2円) メール受信1通:5ポイント(5円) 掲示板投稿1件:5ポイント(5円) |
メルパラ | メール送信1通:2ポイント(2円) メール受信1通:5ポイント(5円) 掲示板投稿1件:5ポイント(5円) |
華の会メール | メール受信1通:3ポイント(3円) |
イククル | 掲示板に募集を投稿:1G(1円) 届いたメールに返信:1G(1時間以内に返信5G) 投稿画像をすごく良いと評価される:10G~15G(10円~15円) テレH1分:35G(35円) フリートーク1分:20G(20円) |
ハッピーメール | メール受信1回:1M(=1円) メール送信1回:2M(=2円) アダルト投稿画像・動画の評価:10M~30M(10円~30円) 転送電話・ボイスチャット1分:20M~30M(20円~30円) |
ワクワクメール | 男性からのメールへの返信1回:1通3M(3円) |
YYC(ワイワイシー) | 男性からのメールへの返信1回:1通3M(0.6円) |
PCMAX | メール送信(1通目のみ):1.5M(1.5円) |
この表からも分かるように、たとえば、ASOBOやJメールなどではポイントを貯めやすいと言えますが、PCMAXはポイント稼ぎには向かないと言えるでしょう。
キャッシュバッカーとして活動する女性の立場からすると、効率よくポイント稼ぎができる出会い系アプリの方がいいに決まっていますので、必然的にポイント還元率が高く貯めやすい出会い系にはキャッシュバッカーが多いということになります。
JメールやASOBOにキャッシュバッカーが多いことが分かる口コミ
ネットでキャッシュバッカーに関する情報を調査すると、JメールやASOBOにキャッシュバッカーが多いことが窺えます。
こちらの口コミは、ASOBOやJメールなどで実際にキャッシュバッカー(CB/メルレ)をしている女性の声です。
男性からすると、イメージしづらい部分があるキャッシュバッカー(CB/メルレ)の実態ですが、このような生々しい口コミや体験談を目にすると、キャッシュバッカー(CB/メルレ)が実在していて、こうしている今も各出会い系でポイント稼ぎをしている様子がリアルに伝わってきます。
私が普段各出会い系を使っていても、ASOBOやJメール、メルパラといった出会い系ではキャッシュバッカー(CB/メルレ)に出会うことが多く、反対に、PCMAXでキャッシュバッカー(CB/メルレ)に遭遇することはほとんどありません。
キャッシュバッカー(CB/メルレ)の実態と手口
では、キャッシュバッカーの実態や手口がどんなものなのか?実際に私がJメールでキャッシュバッカー(CB/メルレ)とやり取りした体験談を事例に手口を詳しく紹介します。
短文の返事ばかり送ってくる
出会い系のキャッシュバッカーの典型的な手口は「短文メールを送ってくる」というものです。
こちらの提案に対して一言返してくるだけ、LINE交換に関する部分は完全スルーという典型的なキャッシュバッカーでした。
出会い系のキャッシュバッカー(CB/メルレ)は、できるだけ労力をかけずにポイント稼ぎをするために、このような短文メールを多用するのが特徴です。
LINEやアドレスの交換はしない
キャッシュバッカー(CB/メルレ)は、出会い系のサイトやアプリ内でのメッセージ交換を通じてポイントを稼ぐので、出会い系外でのやり取りには移行することがありません。
↑の事例にもあるように、メールアドレスやLINEを教えても無視してアプリ内のメッセージで返事を送ってきます。
時には、LINE交換を提案すると、逆ギレ気味の返事を送ってくることすらもあります。
会話をかわす(スルーする)
キャッシュバッカーと言えば、会う話をできるだけ先延ばしにしたり避けようとするのも大きな特徴のひとつです。
相手のプロフィールやメールで言ってきたことに合わせてこちらが返答しても、その度に話が合わない方向へ持っていこうとする返事ばかりです。
返信を送ってくるペースが早い
キャッシュバッカー(CB/メルレ)からの返事は一般の女性に比べると早いタイミングで返ってくるのも特徴です。
私がJメールで出会ったキャッシュバッカーの事例でも、わずか1・2分間隔という早さでメッセージを返してきています。
通常、出会い系で女性とやり取りする場合は、お互いに仕事の都合などで返信のタイミングは遅くなったりするのが普通です。ですが、キャッシュバッカー(CB/メルレ)が相手の場合は即レスに近いペースで返信メールが返ってくることが多いです。
たとえば、男性からのメッセージに対して1時間以内に返事を送ると5G(5円)キャッシュバックされる仕組みのイククルでは、キャッシュバッカー(CB/メルレ)は1時間以内にメールを返してくることが多いです。
この他にも、画像掲示板に投稿した画像や動画を見るよう催促するメルレや、より効率よくポイントを貯められる「通話」に誘ってくるメルレなどもいます。
Yahoo!知恵袋でもキャッシュバッカー(CB/メルレ)に関する相談は多い
私のJメールでの体験談からも分かる通り、出会い系アプリでキャッシュバッカー(CB/メルレ)に遭遇するケースは決して少ないとは言えません。
むしろ、キャッシュバッカー(CB/メルレ)が多い出会い系アプリでは頻繁にキャッシュバッカー(CB/メルレ)に当たってしまうことも多々あります。
それを裏付けるように、Yahoo!知恵袋でもキャッシュバッカー(CB/メルレ)に関する相談は200件以上投稿されています。
私がYahoo!知恵袋でアドバイスさせていただいた質問にもキャッシュバッカーに関するものがいくつかありました。
出会い系アプリのJメールについて教えてください。
App Storeには、Jメールにはサクラとか業者ばっかりという口コミが多数あるんですが、実際のところどうなんでしょうか?
yycについて
あいさつ返した後にメールがはじめましてしかメール来ないユーザーはCBを疑った方が良いですか?
このように、Jメールをはじめとした出会い系アプリのキャッシュバッカーに悩まされている人は今現在でもたくさんいて、使うアプリによっては誰でも遭遇する可能性があります。
キャッシュバッカー(CB/メルレ)対策
さまざまな手口を用いて男性を騙そうとするキャッシュバッカー(CB/メルレ)ですが、見分ける方法としては、まずは上記の特徴に該当するか否かをチェックするのがポイントとなります。
また、キャッシュバッカー(CB/メルレ)には、一般の女性利用者とは決定的な違いがあります。
それは、LINEやメアド、電話番号の交換にはほとんど応じることがないということです。
LINEやメールアドレスの交換を提案すると、ほとんどのキャッシュバッカーはそこで連絡を絶つか、スルーして出会い系内でのメッセージで返事を送ってきます。
したがって、メールのやり取りの早い段階でLINEやメールアドレスを交換を提案して見極めることが騙されないための最大の対策方法ということになります。
ダラダラとメールを引っ張られないための対策
短文メールやLINE交換を無視するといった分かりやすい手口を使うキャッシュバッカー(CB/メルレ)であればまだいいですが、中には一般女性と見分けがつかないケースもあります。
現在の出会い系アプリでは、事前に連絡先は交換せずにLINEは会ってから交換するという会い方をする人も増えているので、LINE交換の可否だけでは見分けらない場合も少なくないです。
よく、出会い系の攻略サイトなどでは「5回以内のやり取りでLINEに移行する」というようなことが推奨されていますが、実際にはそううまくはいかないケースもあるわけです。
できるだけ早いタイミングで直でのやり取りに移行したい一方で、連絡先交換をしないで会うのも普通になっている……そういう状況下では、下手をするとキャッシュバッカー(CB/メルレ)にダラダラとメールを引っ張られてしまうリスクがあります。
そのための対策として有効なのは、あらかじめ見切りをつける基準を想定しておくことです。
- キャッシュバッカー(CB/メルレ)を見分ける基準の例
- 連絡先交換ができなくても会う約束がスムーズにできたり、わざとらしくない会話ができたら素人と判断する
- 最大でも10回前後メッセージをやり取りしたらLINEやカカオへの移行を提案する(応じなければ見切りをつける)
正直、この方法もキャッシュバッカー(CB/メルレ)対策として決定的と言えませんが、見切りをつける線引きをしておくことで、必要以上にキャッシュバッカー(CB/メルレ)のダラダラメールに付き合わされるリスクは回避することが可能となります。
キャッシュバッカー(CB/メルレ)が少なくて出会いやすい出会い系
「どの出会い系にキャッシュバッカー(CB/メルレ)は多い?」という項目でも紹介した通り、同じポイント制の出会い系アプリといってもキャッシュバッカー(CB/メルレ)の多さはアプリによってマチマチです。
当然ながら、キャッシュバッカー(CB/メルレ)が少ない出会い系アプリを使う方が一般の女性とは出会いやすいわけなのですが、中でもおすすめなのは次の3つです。
キャッシュバッカーがいないpaters(ペイターズ)
paters(ペイターズ)は、大人の出会いや遊び目的の人が多い出会い系アプリでありながら、月額固定料金制のためキャッシュバック制度がそもそもありません。
そのため、キャッシュバッカー(CB/メルレ)は一切おらず、“いいとこ取り”をしたような理想的な出会い系アプリです。
キャッシュバッカー(CB/メルレ)のリスクなしで素人の女性と大人の関係で会えるのは、他の出会い系アプリにはないpaters(ペイターズ)ならではのメリットです。
キャッシュバッカー(CB/メルレ)がほとんどいないワクワクメール
ワクワクメールは、あらゆる出会い系アプリの中でも抜群に素人女性が多く、そして出会いやすいのが特徴の出会い系です。
ポイント還元やキャッシュバックの仕組みはあるものの、キャッシュバック申請時の審査が厳しいので、ワクワクメールでキャッシュバッカー(CB/メルレ)をしている女性はほとんどいないのが実態です。
万が一、キャッシュバッカー(CB/メルレ)と疑わしい女性がいたとしても、プロフィールDBやプラチナクラスDBといった口コミデータベース掲示板で情報を調べることで回避することができるのでリスクはほぼありません。
ポイント制の出会い系アプリなので料金面での負担が少なくて済みながらも比較的簡単に会える、その点においてはpaters(ペイターズ)をも凌ぐおすすめの出会い系です。
出会い系で最もポイント還元率が低いPCMAX
PCMAXは、男性とのメールのやり取りで貯まるポイントは、初回のみで1.5M(1.5円)というポイント還元率の低さが特徴の出会い系アプリです。
そのため、出会い系でキャッシュバッカー(CB/メルレ)をしようとする女性にはまず選ばれません。実際、PCMAXでキャッシュバッカー(CB/メルレ)と思われる女性に出会うことはほぼなく、ストレスなく大人の出会いをすることができます。
PCMAXは検索機能が充実しているので、大人の関係やパパ活で会える女性も探しやすいなど、遊び目的で使う男性にとってはとても重宝するおすすめの出会い系アプリです。
この3つは、私が普段から最も重点的に使っている出会い系アプリです。キャッシュバッカー(CB/メルレ)に遭遇したことはこれまでほとんどないですし、普通に出会いを楽しむことができているので、ぜひ試してみてください。
ポイント制の出会い系サイトで、キャッシュバッカーとしてポイント稼ぎをするのは、普通のバイトで稼げるお金に比べると決して報酬が高いとは言えませんし、効率のいい稼ぎ方とも言えません。
それにもかかわらず、出会い系でキャッシュバッカーとして活動する女性が少なくない理由には、「片手間で簡単にできる」「普通にバイトするよりも断然楽」「ちょっとしたお小遣い稼ぎとしては十分」「18歳19歳の女性が簡単に稼げる手段としては悪くない」などの事情があります。
キャッシュバッカーは、相手が一般人の女性ということでメッセージのやり取りからだけでは、なかなか見分けるのが難しいという問題がありますが、「頑なに連絡先の交換を渋る」、「会話がまとも成立しない」などの点から見極めましょう。
ここがポイント! – 記事の概要とまとめ
- 出会い系のキャッシュバッカーとは、男性からのメール受信などによって貯まるポイント稼ぎを目当てにした女性利用者のことで「CB」とも言われる
- キャッシュバッカー(CB)は、ほとんどの出会い系に登録していて、唯一ワクワクメールだけがキャッシュバッカー(CB)がいない(より正確には“キャッシュバック目的の利用が禁止されている”)
- キャッシュバッカー(CB)は「一言だけの短文メール」を繰り返しやり取りするのが典型的な手口で、ほかにも「エロ釣り」や「待ち合わせ詐欺」などの手口でメールを引き延ばそうとする
- キャッシュバッカー(CB)はサイト(アプリ)内でメールをやり取りしなければいけないので、LINEやアドレスの交換は頑なに拒否するのでその点から見分けられる