人口の2割に相当する人が出会い系を利用する米国
海外では、出会い系サイトのことを「Dating WebSite」と言いますが、日本よりもネットの発達が早いアメリカでのことです。それを象徴するかのように、アメリカ人の2割が出会い系をはじめとしたネット出会いきっかけに交際スタートさせているようです。
米国人の5人に1人が、インターネットをきっかけに交際をスタートさせた経験があることが、バレンタインデー前日の13日に発表されたユーロRSCGワールドワイドの調査で明らかになった。
同社は成人1000人を対象に今月初めに調査を実施。回答者の49%が、ネットをきっかけに交際を始めた人を知っていると答えた。
アメリカほど普及が進んでいるとは言えない日本の出会い系事情
日本でも、このサイトで紹介しているような「出会える系の出会い系」を使う人は非常に多く存在します。
中には2,000万人を超えるユーザー数を抱えるサイト(アプリ)にまで成長したハッピーメールのような出会い系もありますし、実際に出会い系をきっかけに結婚にまで至ったというカップルも今では珍しくなくなりつつあります。
ですが、出会い系を実際に使っている限り、2割の人が出会い系をきっかけに交際をスタートさせているとは到底考えられません。それは、実際にサイトに登録している人たちの目的や言動を見てみればすぐに理解できます。
たとえば、婚活やまじめな恋愛を目的としたラブサーチにおいては、出会った利用者のほとんどが恋人関係などの交際をスタートさせているでしょうが、そうしたサイトやアプリはまだまだ日本では恋愛のきっかけとしてメジャーなものとなっているとは言えない状況です。
日本の出会い系利用者が増加する見込み
これは裏を返せば、日本の出会い系はまだ大きく伸びる余地を残しているということでもあります。
今よりももっとネットを利用することが生活に密接なってくると、出会いを探すきっかけとしての出会い系の利用が増えることは十分想定し得ることです。
考えてみれば10年前に、これだけ多くの人が出会い系を使うようになるというのは到底想像できませんでした。それを考えると、今後10年で利用者が大きく増加するということも十分あり得ることと言えるでしょう。
インターネットの世界でよく言われるのは、アメリカで流行ったサービスが2年後に日本にブームとしてやってくる、ということです。
要するに、日本はアメリカに比べて2年遅れているということなんですが、もしかすると2年後には日本でも2割以上の人が出会い系をきっかけに交際を始めるようになるかもしれません。
マッチングアプリの普及により恋愛関係に至る人が急増
この記事を最初に公開した当初はあまりイメージできなかったことですが、現在では、マッチングアプリが急速に若い世代の人の間で普及したことに伴い、出会い系やマッチングアプリで知り合った人同士が恋人関係になったり、結婚にまで至るケースは今やごく当たり前になりつつあります。
自分の周辺にもマッチングアプリで知り合った女性と付き合うようになった友人や、Tinderで知り合った外国人男性と結婚した女友達などがいます。
過去には考えられなかったことですが、現在では出会い系やマッチングアプリを使っていることを隠す人も少なくなり、友達同士で情報交換しながら使う人も珍しくありません。
そのような時代の変化などを踏まえると、出会い系やマッチングアプリは男女の出会いのきっかけとして完全に市民権を獲得したと言っても過言ではなく、今後益々定番の出会いのツールとなると予想されます。
ここがポイント! – 記事の概要とまとめ
- アメリカでは20%以上の人が出会い系やマッチングサービスでの出会いをきっかけに恋愛関係になっている
- 日本では、出会い系で知り合ったことがきっかけで付き合う人は、現状ではアメリカほど多くはない
- ただし、マッチングアプリに関しては、出会いや恋愛のきっかけとして使う人が確実に増加している
- 今やネットを使った出会い探しは独身の男女にとって当たり前の手段となりつつあり、今後益々定番化していくと考えられる